TW200用バックレストを自作する♪
2022/11/16 愛車のタンデム用バックレストを自作してみました。
ひょっとすると、ある程度の汎用タイプのバックレストかも.....
都内を便利に下駄バイクとして乗っている愛車、YAMAHA TW200E。
二人乗りの時に便利なタンデムバーは、3年ほど前に楽天で買いました。
たしか以下のものだったと思います。POSH製とあまり形は変わらないかと思います。
このバイクで買い物に行く時など、時折二人乗りしたりします。
二人乗りするとき、後部座席の人はサドル中央に付いているタンデム用のベルトを片手で握り、もう片手で後ろのタンデムバーを握ります。
これ、結構大変なヨガのポーズですよね。もちろん携帯電話なんていじれません。
バックレスト(背もたれ)があると、多分、後ろの人はとても楽なんだろうなぁ...と思いますが、TWでバックレストはハッキリ言って似合わない!
「道なき道を行く...アドベンチャーバイク」がたしかTWのキャッチフレーズ。
ゆえにAmazonで検索しても出てきませんし、売っていません。
ちなみにバックレストとは以下の写真のような、まあ、俗にいう背もたれです。(下の写真はハーレ用)
今回、ネットで売っていなかったので自作できないものかと考えました。
製作に関するテーマは3つ。
1.とにかく安価に作りたい!
2.安全な物を作りたい(寄りかかるものですから外れたら即転落!死亡DEATH!)
3.使わないときは簡単に取り外せるようにしたい(TWに似合わないので)
ということで、近所のホームセンターに行き、何か素材が無いかと物色していたところ、「イレクター」なるものを発見しました。
矢崎化工株式会社のDIYパーツですね。
様々なパーツを使って、便利な棚や椅子、車載ラックを作ったりするDIYerご用達のメーカーです。
たしかの近所のホームセンター2か所に行きましたが、どちらにも置いてありました。
今回はこれを使って製作して見ようと思います。
とりあえず島忠ホームズ資材館で購入したパーツは以下の通り♪
①イレクター パイプ30cm H-300S 129円×2個=258円
②イレクター ダブルパイプ用ジョイント HJ-11 478円×2個=956円
③イレクター 固定ジョイント J-131S 138円×2=276円(最終的には1セットしか使わなかったので138円)
④イレクター ジョイントキャップ J-110A 55円×4個=220円
⑥ゴムホース 内径15mm外径20mm メッシュ化工 30cm=98円
これは、イレクターパイプの直径(外径)が28mm、タンデムシートのパイプの直径が19mmでダブルパイプ装着時に径が合うように使います。
⑦イレクター ジョイント J-113S (バックレスト腰当固定用) 85円×2個=170円
※⑤は使わなかったためカットしました。ちなみに5mmのゴム板148円でした。
合計 1,840円!
それでは組み立てて行きましょう!
上は試行錯誤している写真です。結構行き当たりバッタリでした。
③のパーツは実際はダブルジョイントパイプの上の方につけました。
さて、実際にバイクに試着してみましょう。
上は実際に装着(仮)した写真です。
タンデムバーに⑥のホースを5cmでカットした物を半分からカッターで縦に割いて、2重に巻きます。
これで概ねイレクターのφ28mmに近くなります。
③のパーツは①のパイプが緩んで、下に抜けないようにストッパーとして装着。
④のキャップは30cmパイプ2本の端にそれぞれ付けましょう!
②のパーツを六角レンチで締めます。
結構がっちり固定されています。
このイレクターのパイプは金属製のため、結構しっかりしています。
ヤンキーが攻めてきたら取り外して、連結してヌンチャクとして使えそうデス(笑)
まあ、厚着をしている冬ならこれだけで十分かもしれませんが、やはりクッションがあった方が良いかな...
と言うことでこれもローコストで自作しようかと思います。
ちなみに自作が面倒だという方は、下の写真にあるような「車用ネッククッション」(ダイソー:150円)を付けるだけという手もあります。
(実は最初、これで行こうと思っていましたが、もうちょっと完成度を上げようと思いました)
パイプにコレを付けるとしたら、運転中に外れないようにする工夫が必要です。
③イレクター 固定ジョイントをパイプの上に付けて、その下に縛るのも良いかもしれません。
以下がバックレストクッションの素材です。
⑧ジョイントできるクッションマット(PK)ダイソー200円
これは解体して中のスポンジだけ取り出して使います。
⑨クッションカバー(レザー風)ダイソー300円
しかしえげつないピンク色ですよね...
あとここには書いていませんが、厚さ3mm程度のベニヤ板を使いました。実はうちのベランダに廃材として保存してあったものです。
おそらくダイソーでも100円程度で購入できると思います。
その他として買わなかったけどうちにあったものは、タッカー、G17ボンド(鼻くそボンド)です。
以下、早速の組み立てです。
途中の写真が無くて、いきなり完成で申し訳ありませんm(__)m
・ベニヤ板を今回は以下の左の写真のように採寸しました。
・⑧のスポンジを同じ形に切ります。この時、2枚作ります。
・2枚のスポンジをベニヤの下に置き、⑨のクッションカバーでくるみます。
上辺で引っ張りタッカーで固定、続いて下辺を引っ張りタッカーで固定。
最後に両脇をしわが寄らないように引っ張りながらタッカーで固定して、余分なところはハサミでカットします。
・⑨のクッションカバーで台形を作り、ボンドとタッカーで裏面をフタします。
タッカーはマジックで黒くしましょう♪
※実はバイクのシートもタッカーを使って自分で張り替えたりしました。
タッカー、超便利です。ただし、危ないので人に向かって打つのはやめましょう!
さて、仮止めです。
⑦のイレクター ジョイント J-113S4個で仮止めしました♪が.......問題発生!!!
しっかりと固定されたのは良かったのですが、②のダブルパイプ用ジョイントを緩めてもバックレスト自体が外れなくなってしまいました。
そりゃそうですよね。
垂直にパイプが刺さっていたら簡単に抜けるのですが、「ハの字」に刺さっているので4点で固定されてしまうと外れなくなります。
よってある程度柔軟に変形しながら着脱できるよう、2点での固定に変更しました。
ちなみに「YAMAHA」のシールはTEPRAで作りました♪
YAMAHAの社員の方、ごめんなさい。
いよいよ完成です。
装着してみました。
製作コストは2,500円くらいでしょうか。
後ろに友人を載せてみたところ、「しっかりと固定されていて寄りかかれて乗ってて楽ちんデス!」との話でした。
あんまりカッコいいものではないので、使わないときは絶対に外します(-_-;)
着脱は六角レンチで簡単に外れます♪(2か所!!)
(「プラ十字ノブ」にすれば六角レンチすらいりませんが、一応安全のためと盗難防止目的で六角レンチ固定としています)
使わないときは固定用ジョイントを完全に外しても良いのですが、着脱のスピードを考えて目立たないように残しておきました。
完全に外すか、この程度残しておくかはお好みでOK。
いかがでしたでしょうか。
今回は斜めに立ち上がっているタンデムバーに取り付ける方法でしたが、以下のパーツ(90度回転ジョイント)を使えば水平のバーからの取り付けも可能かと思います。
しかしながらパーツが滑落すると事故につながります。
製作・使用につきましては自己責任のもとでお願いします。
それでは
みなさん、安全な二輪ライフを楽しみましょう(^o^)/
ではでは!!!
back