i-modeな時代
Apple社からiPhoneが発売される前、日本ではi-modeと言われるガラパゴス規格が席巻していました。私もSmall
HTMLを使い、実験的にi-mode用サイトを立ち上げてみました。(2000年頃)
ドット絵師?
NTT
DoCoMoのi-mode対応端末ではそれまでの携帯電話になかったメールの送受信、SHTMLサイトの閲覧機能が実装され爆発的なブームを巻き起こしました。
メールのやり取りをするだけで当時はITに強いと言われていました。(笑)
ドットで描かれた著名人の似顔絵画面を利用し、i-modeのメール送受信や待ち受け画面で使えるテーマを「i-GACHA」と言うサイトを立上げ、利用者にダウンロードさせていました。
まあ、ボランティアのようなものです。
当時のオフィシャルではイマイチなものしかなく、結構なアクセスがありました。(サイト閉鎖までに30万アクセス)
Macintosh OS9のResEditにて32*32pixel、256色の中で似顔絵を描いていきます。
(これはもともと、MacOS9の書類入れ(フォルダ)のアイコンが32*32pixelで作成されていればicon変更できたから)
下がMacOS用アイコン画像をもとに作成したi-mode用待ち受け画像です。白黒版も作成していますので、ファイルの総数は結構ありました。
2000年当時のi-mode関連の書籍
数えただけで20冊くらいに掲載されたと記憶します。
しかし、当時の広末涼子は可愛いですね。(笑)「Millennium」と言う言葉が巷に溢れていました。
携帯にアンテナが付いていますね。今のスマホで育った人たちには驚きでしょう。
ひだり下の写真が、「i-GACHA」の掲載画像です。
サイトの下部に広告バナーを貼っていたので、ちょっとした収入がありました。
i-mode端末の高解像度化に伴い、作品のリメイク(画面へのマッチング)が間に合わず、たいした収入じゃないし面倒臭くなり閉鎖しました。
待ち受け画面のカスタマイズ、着信音作成、着うた、着メロなんかは過去の遺物ですね。
iPhoneなんかでは、着信音はデフォルトのままの人ばかり。
執着することが、おかしな時代なのかも知れません。
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